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経営コンサルタント・経営者・管理職へのメッセージ
◆ 生き生きしている経営者・管理職はここが違う No.11-1 ◆
~ 第二章 ベクトルをあわせて全員営業 ~
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【筆者プロフィール】今井信行 (特)日本経営士協会理事長
Google「経営コンサルタント」キーワードトップ表示の
「コンサルタントのためのコンサルタント」
http://www.glomaconj.com/glomacontoha/profile/nobprofile.htm
■■■ 第二章 ベクトルをあわせて全員営業 ■■■
世の中には、「小さな巨人」と言われるような、特定分野で世界最大の起業もあ
ります。そのような企業に共通するのは、社長を中心に全社員が一丸となってい
ることです。
それも単に社長の言うことをYESマンとして単に従っているだけではなく、自
分の会社を誇りに思っています。それが外部の人に感じ取れるほどの力を持って
います。
自分は営業活動をしているわけではないのですが、動く広告塔的な役割を演じて
います。
■ 2-1 「全社のベクトルをあわせよう(1)」
社員がトップと同じ方向、すなわちベクトルに向いているので、おのずと企業の
力が、物理学の力学にあるように全社員の合力となっているのです。
■ 計画が悪ければモラールは下がる
半期や四半期、または年間スパイラルも、月間スパイラルの繰り返しとして、ス
パイラルをより大きく、太いものにしていきます。期または年間などの短期計画
では、業務中間チェック表を使って業績の早期集計と、計画期間中途の計画進捗
状況のチェックにより、期中における問題点の早期発見をし、それに対する早期
対応策の計画・実施が重要です。
営業計画を立案するのに、前年実績の何%アップという立案方法をとっている企
業があります。あるというより大手の企業ですらこの方式または、それに毛がは
えた程度の方法でお茶を濁しているところがあります。
■ 企業は永続的でなければならない
まだこのような方法ででも売上計画をたてていれば良いほうだ、といえるほどお
粗末な状況で、企業ともいえない企業が多いのが実状です。
例えば、前年度の売上が前々年の実績を大きく割っていたとしますと、今年度の
目標は前々年の実績より低いかもしれません。それなりの事情があってのことで
あれば問題は少ないのですが、そうでなければ、この企業は、縮小または衰退傾
向にあるといわざるをえません。
企業がゴーイング・コンサーン(永続性)たるべきところに企業の社会性・公共
性・公益性があるのであり、このような企業の存在は社会悪といっても過言では
ありません。抜本的な対策に基づく計画が必要です。