keieishi17’s diary

40年余の経営コンサルタント経験から語る

【心 de 経営】 表現力を高める10-03 激変の経営環境下における経営のあり方

 

  【心 de 経営】 表現力を高める10-03 激変の経営環境下における経営のあり方 

 

 

 コンサルタントなど士業・経営の専門家だけではなく、ビジネスパーソン全般において、プレゼンテーションをしたり、文書作成をしたりすることは避けて通れない時代となりました。

 私自身は、表現力に感する専門家ではありませんが、経営コンサルタント40年余の経験を通じて培ってきたものがあります。

 自己流ではありますが、それを駆使して永年この仕事に携わり、生涯現役のつもりで老骨鞭を打っています。

 この経験から、少しでも皆様のお役に立てばと考え、「表現力を高める」というカテゴリーで、

   より良い日本語とは
   ロジカル・ライティングでより良いビジネス文書の作成
   訴求力の高いプレゼンテーション術
   ロジカル・ネゴーシエーションでビジネスに成功する
   論理話法で自分を上手に表現する

などについて、独断と偏見でもってお届けいたします。

 

 

■ 10-03 激変の経営環境下における経営のあり方

 鴨長明方丈記の冒頭を引用して、万物は流転する、変化をし続けるというお話を前回しました。

 そのような世の中ですので、「経営とは、環境変化への対応術」であるということを常に意識しなければならないのです。すなわち、陳腐化してきている表現ではありますが、「パラダイムシフト」ができなければ、勝ち残ることはおろか、生き残って行くことも叶わないかも知れません。

 ご存知のように、パラダイムシフトというのは、科学史家トーマス・クーンが「科学革命」の中で提唱した概念です。これが、科学の世界だけではなく、拡大解釈され、経営や日常生活にも用いられ、一般化しています。

 すなわち、環境変化の中で、常に、自分・自社のパラダイム(思考の方法論やものの見方)が、対応できているかをチェックすることが不可欠なことといえます。


 一方で、経営とは何かということを考えたときに、基本姿勢は「あたり前のことがあたり前にできる企業創り」であると考えます。

 「あたり前なこと」に固執していては、上述のパラダイムシフトという提言に反するように思われる方がいらっしゃると思います。

 企業における「あたり前」とは、何でしょうか。

 「あたり前」とは、ここでは世間一般にいう「常識」とは異なります。そのあたり前は、企業により、異なるのです。

 「あたり前」のことというのは、「できてあたり前」「結果が良くてあたり前」ということで、「何ができてあたり前なのか」という「ものさし」が必要です。

 企業における「ものさし」というのは、経営理念であったり、経営計画、年度方針、就業規則、約束事、等々であったりと、いろいろな「ものさし」があります。

 ここでいう「あたり前」を理解するのにわかりやすい例として経営計画を挙げて見ましょう。合理的な経営計画を立案し、それを実行していこうとしますと、たとえば「マーケットシェア達成率●%」というように数値で表すことが多いです。

 ここで計画の100%の達成をすることが理想的です。たとえば今年度はマーケットシェアが30%であったとします。来年度は、35%を目指そうというように、「ものさし」のハードルが高くなって行きます。すなわち、企業が成長しているということで、「あたり前」という「ものさし」も変化しているのです。

 「あたり前」というパラダイムが見直され、それが良い方向に向かうことが成長しているということになります。

 このことから、大半の企業は、ある面ではパラダイムの定期的なチェックをしているのです。ですから、「あたり前のことがあたり前にできる」ということとは矛盾しないのです。

 あたり前のレベルというのは、企業の成長と共に変化するのです。


 

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