【カシャリ!庭園めぐりの旅】 宮城県仙台市 輪王寺庭園1 伊達家ゆかりの北山五山の一つ池泉回遊式庭園 山門と参道 141101
若い頃からひとり旅が好きで、経営コンサルタントとして独立してからは、仕事の合間に旅をしたのか、旅行の合間に仕事をしたのかわかりませんが、カメラをぶら下げて【カシャリ! ひとり旅】をしてきました。
旅のテーマは寺社や庭園めぐりです。
日本には「日本庭園」と呼ばれる庭園だけではなく、「イングリッシュガーデン」など、海外の庭園形式をした庭園も多数あります。寺社を訪れたときに、想定していなかったところに、庭園を発見することがあります。
下手の横好きで、【カシャリ! ひとり旅】を続けていますが、その一環で訪れた庭園を順次紹介してまいりたいと思います。
■ 宮城県仙台市 輪王寺庭園1 伊達家ゆかりの北山五山の一つ池泉回遊式庭園 山門と参道 141101
輪王寺は、仙台の寺町であります北町地区にある、室町時代からの歴史のある伊達家ゆかりの寺院で、「北山五山」の一つと数えられています。
輪王寺は、伊達家第九世大膳大夫政宗夫人、蘭庭明玉禅尼の所願により、第十一世、大膳大夫持宗により嘉吉元年(1441)太菴梵守和尚を開山として、奥州伊達郡梁川に創建されました。
その後、伊達家の居城の遷移に従い、西山、米沢、会津、米沢、岩出山を転々とし、慶長七(1602)年、現在の地に移りました。
明治維新後、輪王寺は伊達家の庇護を失い、さらに明治九年(1876)北山に発した野火のため、仁王門を残し七堂伽藍を全焼してしまいました。
曹洞宗大本山、永平寺と總持寺の意を受けて、明治三十六年(1903)、福定無外和尚により、復興に着手し、現在の本堂と庫裡を完成しました。無外和尚は、庭園の建設にも意を注ぎました。次の五峰和尚により、梵鐘、位牌堂、坐禅堂、開山堂が完成し、七堂伽藍の全てが整いました。
庭園には、茶室「半杓庵」が建設され、東北有数の名園となりました。
昭和五十六年(1981)道閑和尚の時代に開山五百回大遠忌を記念して三重塔が建立され、昔日の偉容を回復するに至りました。
仙台駅から路線バスで、近くまで行くこともできます。
JR仙山線の北山駅からですと裏門の三重塔側から入ると近いです。
表門
山門
明治9年(1876)の北山大火を免れた輪王寺境内唯一の遺構です。
三間一戸の八脚門(主柱四本の前後に控柱が四本ある門)で、
切妻造、本瓦葺造りです。
柱はいずれも円柱で、棟の左右に鯱が載り、
前面左右に仁王が配されています。
江戸時代中期の堅実な手法を伝えている門といえます。
山門扁額
阿仰像
吽形像
山門をくぐったところからまっすぐに続く参道
この参道は「お悟りの道」と呼ばれています。
13の仏像が配されています
当ブログ「その2」をご覧下さい。
仏足石
お悟りの道脇に配されていて暗くなると点灯されます
帰りは、薄暗くなり
参道に照明が点灯されていました
本堂側から三門側を見る
ユーチューブで視る 【カシャリ!庭園めぐりの旅】
写真集は、下記URLよりご覧いただくことができます。
静止画: http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexmeisho.htm
映像: http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexmovie.htm
【 注 】 映像集と庭園めぐりは、重複した映像が含まれています