月の満ち干を基準とした暦上では、満月が始まりとなり、1月15日を祝う習慣が各地で残っています。1月7日に紹介したどんと焼きが代表的な風習です。
私は、東京の西部に位置する福生(ふっさ)で生まれましたが、あのあたりは昔は養蚕が盛んな地域であったこともあり、繭玉を飾る風習がありました。
小枝に繭をもした米粉の団子が刺され、家によってはり、大判や小判などの作り物もつるしました。翌日は、団子を焼いて、つぶして醤油味で食べます。どんと焼きをする地域打破、その団子をどんと焼きで焼いて食べる所もあるようです。
受験生にとっては、小正月を祝う気分どころか、大学入試センター試験が2日間にわたって実施され、まさに真剣勝負の時です。