ユースホステルの起源となった逸話を知っている人は多いかと思いますが、教師だったシルマンが、児童を連れて遠足に行った折に大雨にあいました。学校で一夜を過ごしたときに、旅行中の青少年のための施設の必要性を思いつきました。
若者が安心して、安い料金で宿泊できる施設として、ユースホステルを創設しました。
大学生の夏休みや春休みに、バイクや後に自動車で日本全国を走り回っていました。車の中にねたり、野宿をしたりしていましたが、風呂に入りたいこともあるので、その時にはユースホステルを利用しました。
ホストから、その地方の民話などを聞くことができ、旅が一層記憶を鮮明にしてくれました。富山でこきりこの歌を教えてもらったときには、その哀愁ある曲に引き込まれたことを覚えています。
長崎では、稲佐山から百万ドルの夜景を見たときに、このまま車の中で一夜を明かそうと駐車場の隅に車を留め置きました。夜中に管理人さんかどなたか分かりませんが、窓をコツコツとたたいてきました。これは叱られ、追い出されるなと思いつつ、窓を開けると、事情を聴取されました。「本当は、ここに夜は駐車できないのだけれど、そういう事情なら許す」と親切にも黙認してくれました。当時は、人情味溢れる人が多かったのですね。
今日は、日本経営士協会の引っ越しの日です。これまでは京橋(東京都中央区)という由緒ある地名に事務所を構えていましたが、飯田橋へ移転しました。都落ちの感がないわけではないですが、山手線のほぼ中央に位置し、JRや地下鉄がたくさん交差する地点で、高層ビルも幾つか建つ、新しいビジネスエリアの一つです。
小さな事務所ですが、研修室やホールもあり、大変便利ですので、近くに来られましたら寄ってみてください。
経営コンサルタントを目指す人必見の先輩体験談