1882(明治15)年に、日本で最初の速記講習会を開催、1888(明治22)年に、講習会の7周年記念会を開いた時に、日本速記協会が制定しました。
速記の歴史は予想以上に長いものです。その起源は古代ローマ以前に遡るといいます。紀元前400年代の古代ギリシャで速記碑文が発見されています。有名な速記記録としては紀元前63年のキケロによるカティリナ弾劾演説の記録で、当時の速記は知的奴隷が充てられていました。(Wikipedia参照作成)
欧米では、二種の速記が今日でも使われています。私は、その速記の一つである、グレッグ式英文速記の基礎の基礎を学びました。
1970年から5年間ニューヨークの日本商社で仕事をしていました。アメリカ人秘書に口実筆記をしてもらい、タイピングをしてもらう仕事で、先方も日本人の英語になれないことからこの作業が余りうまくいきませんでした。
そこで、どのようなときに秘書が引っかかるのかを知るために英文速記を私自身が学び始めたのです。すると英文速記のなかでも頻度の低い単語などの場合には、秘書がそれを記述するのに時間がかかることを発見しました。
そこで口述するときに、時間がかかりそうな表現の時には、時間を取って上げるようにしたところ、ミスも減り、時間も短縮できました。相手に併せて作業をしてやることの必要性を実感しました。
彼女は、「日本人の思いやり」ということを感じ取ったらしく、秘書とのコンビもうまくいくようになりました。
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