keieishi17’s diary

40年余の経営コンサルタント経験から語る

■■【今週の注目 木】ポイントを掴むと視えてくる アメリカ経済の見通しは・・・

 アメリカ商務省によると、第2四半期(4~6月)のGDPは、年率換算で、第1四半期と比べて0.2ポイント上回り、実質で1.7%のプラスとなりました。
 アメリカではGDPの約7割が個人消費ですので、個人消費の動向が景気の変動に影響します。その個人消費が、1.7%のプラスでした。これは、先に発表された速報値よりも0.2ポイント上向きになり、景気の改善の徴候と読めないことはありません。
 しかし、その伸び率は昨年末や第1四半期に比べて小幅になっていますので、景気回復の勢いは落ちてきているとみるべきでしょう。
 企業の設備投資や住宅投資はプラスでしたが、速報値よりも下方修正されたので、決して楽観できる状況ではないことが解ります。
 大統領選挙でロムニー氏が勝つと、ちいさな政府を目指しているだけに予算の大幅な引き締めが行われるでしょう。これがアメリカの景気に悪影響を及ぼす懸念もあり、先行きは慎重にみるべきでしょう。
■■【今週の注目 木】ポイントを掴むと視えてくる

 漠然とものを見るのではなく、今何がポイントなのかを押さえてみると、それまで見えなかったものが「視る」ようになります。

 今週の動きを、NHKや日経サイト他を参考にして、独断と偏見で項目を選んでみました。
 
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8月27日(月)
 7月の白物家電の国内出荷実績、民生用電子機器の国内出荷実績・・・黒もの家電を追い抜く
 7月の外食売上高・・・ファストフィッシュの影響はまだ?
 中国:1~7月期の中国工業企業利益
 ドイツ:8月Ifo企業景況感指数
28日(火)
 8月の月例経済報告
 7月のパソコン国内出荷実績
 アメリカ:8月消費者信頼感指数
 スペイン:短期国債入札・・・ギリシャ問題再燃でスペイン、イタリアが注目
29日(水)
 内閣府:8月の地域経済動向
 7月の建設機械出荷額・自動車各社の生産・販売実績
 アメリカ:4~6月期国内総生産(GDP)改定値、地区連銀経済報告(ベージュブック
 イタリア:短期国債入札・・・ギリシャ問題再燃で注目

30日(木)
 経産省:7月の商業販売統計速報・・・個人消費動向
 アメリカ:7月個人所得・個人消費支出(PCE)、8月小売り各社の既存店売上高
 ドイツ:8月失業率
 イタリア:中長期国債入札
 アジア太平洋経済協力会議(APEC)財務相会合(モスクワ)
■■「経営士」という経営コンサルタント資格 【経営コンサルタント道場】
経営コンサルタント資格=中小企業診断士」「資格を取らないと経営コンサルタント業に就けない」等々、世の中には、誤解が渦巻いています。

 日本で最初にできた経営コンサルタント資格は「経営士」です。

 日本経営士協会は、戦後復興期に当時の通産省や産業界の勧奨を受けて設立されました。日本公認会計士協会と母体を同じくする、日本の経営コンサルタント業界の先駆者です。日本で最も歴史の長い経営コンサルタント団体で、2012年9月10日で60周年目に入ります。

 日本経営士協会が認定している「経営士」という資格は、中小企業診断士とは異なった観点で資格付与審査を行っています。

 資格がなくて困っているあなた、ひょっとすると中小企業診断士より経営士の方が適しているかもしれませんよ。
  経営士資格取得法 ←クリック