keieishi17’s diary

40年余の経営コンサルタント経験から語る

■■【経済の読み方】何が起こった2014年2月を時系列に見る

■■【経済の読み方】何が起こった2014年2月を時系列に見る
http://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/240.gif
 世の中の動向は、アラカルト的に見ることも大切ですが、時系列的に見ると、また異なった面が見えてきます。
 ここでは、これまでブログ掲載してきました内容をコンパクトにまとめてご紹介します。

http://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/108.gif
■  知らない間に情報を外部に漏らしていませんか? 2014/02/25

  ~ クラウドサービスを利用する上での勘所 ~
現在、ウェブメールサービス、スケジュール、など、インターネットを利用した様々なサービスがあり、普段インターネットの利用時に、クラウドサービスとは意識されずに多くの利用者に活用されています。

「意識せず使っている」クラウドサービスの一つにIME(アイエムイー)があります。IMEの中には、変換候補を効率的に得るための「クラウド変換機能」などと呼ばれている機能を持つものがあります。

もし、利用者が「クラウド変換機能」の設定状態を把握しないままで使っていると外部に出してはいけない情報を、キー入力内容として外部に送信している可能性があります。

IMEなどをはじめとしたクラウドサービス利用時における注意点を説明します。

■ G20の成果 2014/02/23

オーストラリアのシドニーで開催されましたG20(主要20か国の財務相中央銀行総裁会議)は、2日間の討議を終えて閉幕です。
アメリカの量的緩和の縮小を念頭に、金融政策が市場に過度な変動を引き起こさないよう対処することが強調されました。また、新興国は経常赤字やインフレなどの課題克服に努めることなどが盛り込まれました。

力強くバランスのとれた持続的な成長にはほど遠い状況を浮き彫りにしました。

アメリカが量的緩和の縮小を進めることにより、新興国から投資マネーが引き揚げられる動きが広がってくるでしょう。国によっては通貨が急落し、金融市場が不安定になることも懸念されます。

世界経済の安定に向けて、金融政策が市場に過度な変動を引き起こさないよう対処しなければならないでしょう。

また、新興国も、安定した成長を妨げる経常赤字や高いインフレ率などの課題を早急に克服するような経済構造改革が急務です。

各国が適切な経済運営に努めることや国際協調に取り組み、市場に安心感を与えることに真剣に取り組むべきでしょう。

■ オバマ大統領のアジア歴訪と日韓 2014/02/19

オバマ大統領は、一期目の2011年に、「Pivot to Asia =アジアへの回帰」を高らかに謳いました。国内問題に振り回されて、「21世紀のアジア太平洋にアメリカはすべてを注ぎ込む」と力説していたことを実現できないでいました。

ここに来ましてようやく、マレーシア、フィリピン、日本のアジア3国歴訪を発表していました。ところが、それを面白く思わない韓国が茶々を入れ、強引に韓国訪問もその中に組み込ませました。

最近は、「日本海」を「東海」にしろと、アメリカ州議会に働きかけ、日本への対抗意識を顕わにしています。パク大統領がヨーロッパを回って、日本をけなす外交を行い、ひんしゅくを買ったりしています。

日本は、国賓としてオバマ大統領を迎えることにしていたのですが、韓国が割り込んだために、一泊だけとなり、国賓としての公式行事をこなせなくなってしまいました。

韓国側の言い分は、対抗心むき出しで、大人げないなという印象も受ける人も多いのではないでしょうか。

しかし、その背景には、経済力を付けてきた韓国の存在感が大きくなっていることや、日韓歴史認識問題をアメリカが懸念していることから、アメリカの配慮でもあるわけです。

ここは、日本も大人になって、容認することになるのでしょう。

■ 原発論議で都議選に負けた小泉・細川両氏の影響 2014/02/13

東京都知事選挙で政権与党の支援を受けた舛添要一氏が圧勝しました。対抗馬が、細川元総理大臣で、公約が脱原発でした。

安倍首相は原発維持の姿勢を変えず、小泉さんは自民党固執せず、方向転換して細川さんを担いだと言えます。

この選挙結果を受けて、安倍さんは、小泉さんの挑戦を退けることができましたので、これで政権は安定するという声が処々で聞こえます。

なししろ再稼働反対の宇都宮さんや細川さん等の全ての票を合計しても、全体の4割にも満たない結果です。安倍さんが、強気になることもわからないではありません。

選挙前まで、特定秘密保護法をめぐる国会運営などの影響で支持率が大きく低下するなど、安倍内閣への風当たりが強く、名護市長選挙で敗れることも重なり、これ以上地方選での連敗が許されない状況で、必死であったと言えます。

逆風の中での圧勝は、安倍政権が国民(今回は都民)に認められたと自信を持ち、地方選挙で原発は争点にならないとしていた安倍さんは、それを脇に置いて、政治的に利用すること考えて当然でしょう。

安倍さんはこれを機に、原発再稼働に向けた動きを強めるでしょう。「原子力規制委員会で安全性が確認された原発は再稼働する」という立場を強め、安全審査は夏までに出ることになるでしょう。

安全確認を終えれば、堂々と再稼働に向かうことは必定でしょう。

今回の結果で政府の原発・エネルギー政策が支持されたかどうか、意見は別れると思います。ここで一気呵成に原発再稼働に向かうのではなく、国民の真意をキチンと吸い上げる必要があります。

国民の真意が、たとえ原発再稼働にゴーサインにあるという結果がわかっても、将来的なビジョンを明確に国民に示すべきでしょう。


■ 都知事選の勝敗の分かれ道 2014/02/11

都知事選は、桝添氏の圧勝という結果で終わりました。事前の調査でも桝添氏が勝つことは想定できましたが、これほどの大差で勝った背景に何があるのでしょうか。

街頭演説の様子を見ますと、細川さんの演説の前の人だかりは、桝添さんのそれを遙かに上回っていたように思えます。

「選挙では、天気が悪いと自民党が勝つ」ということが言われます。

これはジンクスではありません。風が吹けば桶屋が儲かると同じです。

天気が悪いと投票に行きたがらない。投票に行きたがらないので投票率が低い。投票率が低いと組織票がモノを言う。組織力の組織票が自民党を勝たせる。

人間の心理として、天気が悪いと、投票に行きたがらない、というのは当然のことです。ところが、自民党公明党は組織票がキチンとしています。ある程度、固定票を持っています。

その上、民主党が、当初桝添氏を担ごうという動きがあったものの、細川さんが出馬を臭わすと、細川さんを担ぐことにしました。前任知事が、献金問題で退陣に追い込まれたにも関わらず、細川さんはお金の問題で総理大臣を短期で辞めた人です。それにもかかわらず、細川さんを担いだことが、選挙民にはしっくりいかなかったのです。その上、民主党の支援団体が桝添さん支援に廻ったのですから、細川さんが宇都宮さんにも負けたのは当然のことです。

民主党の戦略の拙さが、自公にプラス作用をしたことがマスコミで取りだたされていますが、細川さんの大敗は、始めに書きました組織力不足が主因です。基礎票がなさ過ぎたのです。

企業の営業も、成績の良い営業パーソンは「基礎売上高」というのを持っています。経営コンサルタントの世界でも、成功している経営コンサルタントは、クライアントからの定期的な顧問料収入が安定しています。

経営コンサルタントという仕事に永年携わってきた性(さが)なのでしょうか、選挙も、同じような見方になってしましました。(苦笑)

■ セキュリティソフトでは対応できないウィルスが日本上陸 2014/02/05

昨今では、セキュリティソフトをインストールしていない人は、いないと思いますが、例えセキュリティソフトをインストールしていても感染してしまうウィルスが日本にも上陸したと報じられています。

このウイルスに感染しますと、パソコンが使えないように操作されてしまいます。元に戻すためにお金を支払えというサイバー攻撃型のウィルスです。ランサムウェア(身代金型ウイルス)と呼ばれています。

海外では、感染報告が増えていましたが、トレンドマイクロ社の調査により、日本でも被害が確認されました。

アメリカ政府の組織「国土保障省」とかそれに類した名称を名乗るそうです。Webサイトを閲覧したたけで、感染してしまいます。ウイルスを解除するには、パソコンを購入時の状態に戻さなければなりません。

その手間は大変ですし、データのバックアップがなければさらに大変です。

訳のわからないメールを開き、その中のURLをクリックしないなどという、オーソドックスなやり方を忘れてはいけないと考えます。

あたり前のことをあたり前にやりましょう。


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