経営コンサルタントを40年もやっていますと、若かりし頃、話し下手であった自分が信じられないほど、人前でもしゃべれる様になりました。雑学をかじっていると、人が関心を持ってくれます。
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■ 菩提樹の咲く散歩道
毎朝早朝散歩をしていますが、季節の移ろいを映す鏡のように思えます。歩道の一部が半円形に白くなっているのを遠目に見ることができました。近所に仏教関連の大学院大学があります。
その正門の所に菩提樹が、その奥には槐(えんじゅ)の樹が植えられています。半円形に白く染められた歩道は、菩提樹の花が落ちた造形です。見上げますと、淡黄色の花が満開に近い状態です。路上に落ちた花を踏みますと、ペタペタと靴底にくっつく感じがしますので、油分を含んでいるのでしょうか。
お釈迦様は、菩提樹の下で悟りを開いたといわれていますが、インドの菩提樹は、私たちが言う菩提樹と葉の形状は似ていますが、別種の木だそうです。日本には、中国から仏教と共に伝来したために仏教関連の施設に現代でも見られますね。
菩提樹と共に、槐も仏教関連の施設に多いのですが、私の散歩コースには仏教とは関係ない街中に何本かあります。同じように淡黄色の花を咲かせます。開花は菩提樹より一か月ほど遅れ、秋になると数珠(じゆず)形の豆果を稔らせます。私の好きな樹のひとつです。
【Wikipedia】には、槐を以下のように記述されています。
中国原産で、古くから台湾、日本、韓国などで植栽されている。和名は古名えにすの転化したもの。
街路樹や庭木として植えられる。葉は奇数羽状複葉で互生し、小葉は4-7対あり、長さ3-5センチの卵形で、表面は緑色、裏面は緑白色で短毛がありフェルトのようになっている。開花は7月で、枝先の円錐花序に白色の蝶形花を多数開き、蜂などの重要な蜜源植物となっている。豆果の莢は、種子と種子の間が著しくくびれる。また木質は固く、釿(ちょうな)の柄として用いられる。
花・蕾にはルチンを多く含有する。蕾を乾燥させたものは、槐花(かいか)という生薬で止血作用がある。
また、シダレエンジュ(Styphnolobium japonicum var. pendulum、シノニムSophora japonica var. pendula)という枝垂れる変種があり、公園などに植栽される。
■■【一口情報】 菩提樹の咲く散歩道
■■【一口情報】 菩提樹の咲く散歩道