keieishi17’s diary

40年余の経営コンサルタント経験から語る

■■【時代の読み方】 産科医がいなければ出産もできない

■■【時代の読み方】 産科医がいなければ出産もできない
 時代の流れを時系列的に見ると、見えないものが見えてきます。NHKの放送や新聞・雑誌などを見て、お節介心から紹介しています。
■ 産科医がいなければ出産もできない
 延々と待たされた末、お医者さんの診察は3分で終わるということがしばしば言われます。一方で、地域によっては医師不足が深刻になっているという実態があります。近年は、結婚年齢が高くなり、高齢出産などが増えていることが背景にあるようです。人の命を預かるリスクの高い医師という仕事を敬遠する向きもあるのでしょうか。
 そうでなくても少子化の時代、産科の医療体制が不充分では、母親になろうという気持ちも萎えかねません。出産を扱う医師の数は人口10万人当たりでみますと、東京は11.1人とトップです。こう言うと失礼ですが沖縄も東京都同じレベルなのですね。さすが、子供を大切する地域性と言えます。一方、最も深刻な地域は、茨城県で4.8人です。その差は2倍を超えています。

 厚生労働省は5年ごとに産科の医療体制を見直していますが、専門家会議を立ち上げ、具体的な検討をようやくのこと始めました。