keieishi17’s diary

40年余の経営コンサルタント経験から語る

◆【経営コンサルタントの独り言】4月30日(日) つぶやき改訂版 昭和は遠くなりにけり

◆【経営コンサルタントの独り言】4月30日(日) つぶやき改訂版 昭和は遠くなりにけり
平素は、ご愛読をありがとうございます。
9時頃になってしまうかもしれませんが、「つぶやき」の改訂版をお届けします。

■ 昭和は遠くなりにけり 2017/04/30
 明治の人は、質実剛健と言われます。
 明治といいましても、ここでは明治大学の人の話ではありません。<笑い>
 昭和の人は、戦前と戦後で気質も考え方もずいぶんと変化をして来たと言えます。
 歴史的には、終戦を境にして近代と現代に区切られます。
 従って、私は昭和を一括りにすることはできず、一口に昭和の人を表す言葉を持ち合わせていません。

 一方で、昭和は激動の時代とも言われます。
 第一次大戦と第二次大戦という大きな戦争を経験しています。
 第一次大戦後の金融恐慌も、人々を苦しめましたし、第二次大戦では原爆という悲劇も味わっています。
 第二次大戦後の日本の荒廃から立ち上がれたのも、日本人の力強さがあるからです。
 高度成長期、GDP(当時はGNP)世界第二位という、日本経済発展の時代も経験しています。
 新自由主義への移行とバブルという、昭和の最後の変化で幕を閉じました。
 62年と14日間という、歴代最長の元号の時代でもあります。
 これは清朝61年を上回る世界最長の元号です。

 平成に入りバブルがはじけ、失われた20年が始まりました。
 福祉切り捨て、身障者は自活を迫られ、自己責任で自分の生活を守らなければならない新自由主義路線は、昭和の良さの変化の象徴のように私には思えます。