■■【心de経営】 実践編39 企業のブランド戦略創造への挑戦

【心de経営】は、「経営は心deするもの」という意味になります。それとともにフランス語の前置詞であります「de(英語のof)」を活かしますと、「経営の心」すなわち、経営管理として、あるいは経営コンサルタントとして、企業経営をどの様にすべきか、経営の真髄を、筆者の体験を通じて、毎月第二火曜日12時に発信いたします。
【筆者紹介】 特定非営利活動法人日本経営士協会理事長 藤原 久子 氏
北海道札幌市出身、平成元年7月に財務の記帳代行業務並びに経理事務員の人材派遣業の会社を設立し代表取締役として現在に至っています。
平素、自社において、従業員満足・顧客満足・地域貢献企業を目指し、ワーク・ライフ・バランスを重視した経営に心がけています。
一方、自社における経験をもとに、経営コンサルタントとしての専門知識を活用しながら、客観的に現状を認識し、問題発見・解決策の提案や業務改善案、経営戦略への提言など、企業の様々な問題の共有を図りながらアドバイスをしています。
平素、自社において、従業員満足・顧客満足・地域貢献企業を目指し、ワーク・ライフ・バランスを重視した経営に心がけています。
一方、自社における経験をもとに、経営コンサルタントとしての専門知識を活用しながら、客観的に現状を認識し、問題発見・解決策の提案や業務改善案、経営戦略への提言など、企業の様々な問題の共有を図りながらアドバイスをしています。


平成29年4月からのメールマガジン第一連載は「企業のブランド戦略創造への挑戦」と題して、企業が保有する有形・無形の資産を基本にして、企業と顧客の共創の中で生み出される顧客価値の重要性と、顧客との関係に依って生み出される絆について考えて参ります。
企業と顧客の共創によって生み出される顧客価値とは顧客がこれまで気が付かなかった新しい価値を見出して、企業が顧客に提供することにより、その意外性に感動して貰い顧客満足度を高めることを意味しております。その中心にあるのがブランド力であると考えられます。
企業はいかにしてブランド価値を創造しそれを維持・発展させているのでしょうか。
現在、顧客が求める価値が単にモノの価値を超えてコトの体験へとシフトしております。Druckerは「自らに託された経営資源を使って、創出のための能力を増大させることができなければ、あるいは少なくとも維持する事が出来なければ失敗である」と述べていますが、企業を存続・成長させるためには、「企業が顧客と共創により生み出した価値」を育んでゆくことが大切なのではないでしょうか。
決して消費者の低価格志向が進んでいるという理由で、際限のない値引き競争にまきこまれることが、ビジネスの基本では無いような気が致します。
価値に対する考え方が変わってゆく現状を考慮して、コンサルタントが如何にあるべきかを考えて見ましょう。
コンサルタントが顧客に提供できるものは何でしょうか。
企業が利益を生み出し存続・成長し続ける為には、常に付加価値の創造が不可欠であり、付加価値の創造には、
1.顧客が求める顧客価値(ブランド)を提供すること
2.それを低価格で顧客に提供すること
3.競合他社に対する競争優位を維持・確保すること
2.それを低価格で顧客に提供すること
3.競合他社に対する競争優位を維持・確保すること
等が必須条件となっております。
それでは顧客は製品や商品の価値をどのように認識するのでしょうか。結論から言いますと「有用性と稀少性」によって決まのではないかと思います。
コンサルタントはクライアントと真摯に向き合い、企業の永続的発展のために、常に顧客に求められる価値を共創し、企業ブランド戦略を構築してゆくことが大切です。
単にクライアントの求めに応じた価値の創造をしても、売り上げに繋がり利益が確保できなければ、企業の存続には繋がりません。
製品の価値は有用性やコスト・パフォーマンスのみでだけではなく、ユニークな特徴即ち顧客に「ワクワク感」を感じさせるものでないといけません。
これが本当の意味でのブランド化を意味します。そこに、持続的繁栄の源泉があると思います。
今後もブランド戦略創造への挑戦は、引き続き毎月更新する予定で、その2へと続きます。

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