keieishi17’s diary

40年余の経営コンサルタント経験から語る

◆【経営士ブログ 経営マガジン】 1月6日 原理原則重視の白洲次郎に学ぶ

◆【経営士ブログ 経営マガジン】 1月6日 原理原則重視の白洲次郎に学ぶ

 時代の流れを時系列的に見ると、見えないものが見えてきます。新聞やテレビではなく、サイト情報から時事の状況を知る人が増えてきました。ニュース価値の重要性を正しく判断できないような人が増えてきています。
 
 これまで6回にわたって連載してきました、内館牧子著の「終わった人」ですが、今回が最終回となります。映画化もされ、その反響は大きいものがあります。
 
 かんじんの主人公のその後は、ハッピーエンドなのでしょうか。
 
 
 
■【経営コンサルタントのひとり言】 原理原則重視の白洲次郎に学ぶ
 

 白洲次郎しらす じろう、1902年2月17日 - 1985年11月28日)は、兵庫県芦屋市の裕福な家庭に生まれた「日本を代表する実業家のひとり」といって良いでしょう。


 旧制中学校卒業という学歴ですが、イギリスに9年も在住し、当然のことながら英語が流ちょうでした。そのため、第二次大戦後の連合国軍占領下における日本復興に一役買った人です。

 吉田茂外務大臣をしていたときに側近として活躍し、吉田に代わって占領軍に対峙し、憲法制定においても、いうべきことを言うということから、占領軍から煙たがれもしましたし、一目もおかれました。

 吉田内閣では、貿易庁長官を仰せつかりますが、腐敗蔓延の中、商工省の外局としてではなく、通商産業省を新設して、旧弊を排除できる組織の基礎を作りました。本人は、お役所の中で辣腕を振るうのではなく東京鶴川で農業をするという面白い生き方をしたといいますので、名誉欲の強い人ではなかったようです。

 その後、東北電力の会長を始め、多くの企業で役員を歴任しました。歯に衣着せない生き方は、敵も多かったようです。自動車好きということもあってか、「永遠の不良」ともいわれています。

 田中角栄が総理大臣の時に、海外からの来客のおもてなしに、白洲が経営に携わるゴルフ場に予約を取ろうとしましたが、「夏の週末はビジターを受け付けない」という規則があるので、「役員会に諮ります」と遠回しに「No」と言ったそうです。
 たとえ相手が一国の総理大臣であろうが、「規則は規則」と「原理原則を重視する」という「プリンシプルを貫く」人であるという、白洲の生き方を知ったのが、私が経営コンサルタントとして独立してからのことです。

 私が、「原則重視」「モノサシ主義」「原点主義」と言うようになったのは、まだ二十代の頃でしたが、白洲の、この生き方を知って、そのやり方に自信を持ちました。経営コンサルタントとして、顧問先においても、また日本で最初にできた経営コンサルタント団体の役員、理事長、会長と歴任してきた中でも、これを核に仕事をしてきました。

 このやり方は、行き過ぎますと官僚的になってしまいます。行き過ぎないようにするのが管理職の役割です。「管理職とは、ルールを破る人」ということを私は、しばしば口にするようになりました。

 このことは、「管理職は、偉いので、なにをやっても良い」というのではありません。管理職こそ原理原則を重視しなければならない立場で、ルールに則って仕事をしなければなりません。ルールに反する部下がいればアドバイスをしたり、指導をしたりして、指揮を執って行かねばならないのです。

 それでは、「ルールを破る人」と先に言ったことと矛盾をすると思われるかもしれません。管理職は、平素、原理原則に基づいて仕事をしたり、部下に動いてもらったりしますが、時に、戦略的な視点で、ルール通りではうまく行かないと判断できることがあります。その時には、管理職は、自分の権限内で、ルールを破って、その戦略的な判断を現場に活かすのです。

 自分の権限内では、その達成が困難と判断した場合には、上司の許可を取ってでも、信念を持って進めて行かなければなりません。

 白洲は「政治というのは、国民が求めていることを進めるという迎合的なやりかたをとるのではなく、たとえ今は民意に反することであっても、先見性を持って判断したことは、多少強引に見えても実施して行くことが求められる」ということを主張したそうです。

 私の「管理」の定義の中に、「先見性」という言葉を含めていますが、それは白洲の素晴らしさを知る前から用いていて、必ずしも白洲の、この言葉を知っていてのことではありません。白洲の、この考え方を知って、自信を持てるようになりましたし、白州の生き方に共感するようにもなりました。

 先見性を持てれば、たとえ周囲からの批判があっても、自信を持って、大胆に進められます。一方、白洲は、大変細心な部分を持っていて、その大胆さとは真逆な面もあったようです。

 仕事のできる人は、「両極端な面を持つ」ということを白洲から学びました。

  (ドアノブ)
 
 
 
 この一週間の【今日は何の日】を先読み
 
■ 色の日、ケーキの日 01/06
 「い(1)ろ(6)」の語呂合せから、1月6日は「色の日」として制定されました。色に関係する職業の人のための記念日です。
 11月16日も語呂合わせから「いい色の日」「いい色塗装の日」として紹介しました。色の三原色
・・・・・<続き
■ 七草粥(ななくさがゆ) 201/07
 田園地帯に住んでいる方は、七草をご自身で摘んで来て、七草粥にすると思いますが、年によっては七草が全て揃わない正月もあるようです。
 七草とは
・・・・・<続き
■ 初薬師 01/08
 毎月の八日と十二日には、薬師様では縁日が立ちます。正月八日は初薬師と呼ばれ、多くの参拝者が訪れます。
 昨秋、久しぶりに法隆寺薬師寺を訪れ、薬師観音を拝んできました。子供の頃、お祭りの時に近所の「薬師様」に御輿が結集したことを思い出します。それほど、薬師如来
・・・・・<続き
■ とんちの日 01/09
 1月9日は「とんちの日」です。
 では、なんで、1月9日はとんちの日なのでしょうか?あなたの「とんち度」はとんちんかんではないですよね
・・・・・<続き
■ 十日戎 01/10
 西日本の風習ですが、1月10日は「十日戎(えびす)」と呼ばれています。
 えびす様は、七福神の一柱で、商売繁盛の神様と多くの人に崇められています。えびす様を参拝し、縁起物を飾った笹や熊手をいただいて願掛けをします。
 前日の9日は
・・・・・<続き
■ 鏡開き 01/11
 今日は鏡開きです。鏡割りとも言いますが、正月に神仏にお供えした鏡餅を雑煮や汁粉にして食べて一家の円満を願う慣習のことです。
 もともとは武家社会での風習だったようで、それが江戸時代に一般化してきました。江戸の風習が鏡餅を小さくする作法にも現れてきます。
 刃物で切ることは
・・・・・<続き
■ 講書始 01/12
 今日1月12日は、「講書始」です。宮中行事の一環で、天皇陛下の学問始(読書始)で、学者による進講が成されます。かつては、天皇陛下だけでしたが、今日では皇后様だけでなく、皇太子様をはじめ近い親族も出席するようになりました。・・・・・<続き
■ 咸臨丸出航記念日 01/13
 1860(万延元)年1月13日(18日・19日説あり)、勝海舟福澤諭吉らを乗せた軍艦「咸臨丸」が、江戸幕府の遣米使節として品川沖を出航しました。
 全長163フィートの木造で3本のマストを持つ蒸気機関を備えた船です。1857年(安政4)江戸幕府がオランダに発注・購入した軍艦で、原名ヤパン号です。
 福沢諭吉翁が、咸臨丸に乗船
・・・・・<続き
 
 
 

■ 一週間を先読みする
  
 
◆ 経営コンサルタントが提供するセミナー 
 
 詳細は、こちらの当協会ホームページをご確認願います。

 

 12月度
 
主テーマ 
 首都圏支部主催研修会『知修塾』
副テーマ
(仮)日本貿易振興機構JETRO)の海外展開支援 
開催日
12月20日(木)
開催時間
18時30分 ~20時15分 (105分)
開催地
 東京都
講師名
経営士補 淵 佑次
主催者
日本経営士協会 首都圏支部
講習区分
 研修会
対象科目
取得単位
 0.5単位/回(講師が認定講師の場合には1単位)
詳細情報 新「知修塾」開講のご案内  首都圏支部
 
主テーマ 
基礎八科目研修会 Webゼミナール
副テーマ 
損益計算書における五つの利益
~儲けのカラクリ~
開催日
 平成30年12月23日 (日)
開催時間
15時 ~ 16時30分(90分)
開催地
講師名
認定講師 経営士 宮地 昌之 氏
主催者 
 日本経営士協会 本部
講習区分
研修会(見なし講習会)
対象科目
取得単位
 0.5単位
詳細情報
Webゼミナール開講のお知らせ
 
 

経営コンサルタントの育成と資格付与】
 
 
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